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フチグロトゲとタニガワモクメ part2

28日はデジタル一眼レフカメラが午前中のうちに家に届いたので早速撮影に出かけた。
場所は先週と同じく近所のフチグロトゲの田んぼのあぜ道。
新鮮な個体も多く、まだまだしばらくは発生していそうな感じ。

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とりあえず動かない草花を撮り、撮り方の練習をする。
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このフチグロの写真はやらせ。
やらせじゃないと写真なんてとても自分の今の技術じゃ撮れないことがわかった。


午後は大きく西へ。
ぎりぎり群馬となってしまったのだが、とある林道でライトをすることにした。
今回はタニガワモクメのポイントの発見が目的だ。

7時前に点灯。
点灯直後はムラサキミツボシが一気に10程飛んできた。
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ムラサキミツボシしか飛んでこないので、少し不安になる。
しばらくライト下での写真の撮り方に四苦八苦する。
全体が真っ黒、真っ白なムラサキミツボシの写真いくつも生み出しつつ、奴に備えていた。




しばらくすると飛来した。
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狙いのものが狙い通りに来てくれると顔がにやついてしまう。
その後も順調に飛来し、最終的に12頭程採取できた。

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エゾモクメキリガも飛来。タニガワよりも少なかった。

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オカモトトゲエダシャク、ヒゲマダラエダシャク、クロモンキリバエダシャクなど春のエダシャクも。
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コケイロホソキリガ、シロクビキリガなどなじみのなかったキリガにも今回出会えた。

この日は1時30に消灯、1時間仮眠を取ってから帰ることに。
が、長野に入った直後に限界が来たので峠道のスペースで朝まで寝た。
寒かったが、寝袋なしでも寝ることができた。


# by orejinmushi | 2015-03-29 15:47 |

フチグロトゲとタニガワモクメ

3月20日は一年間一緒に働いてきた同期との飲み会があった。
女性の参加も多く、久々にキャピキャピした飲み会だった。
二次会で女の子宅にあがらせていただいたのだが、
急遽始まったガールズトークがあまりにも悲惨な内容で、同期の男と二人で震え上がっていた。
「童貞の男はキモい」とか言い出したので、女の人には近づきたくないと思った。

飲み会の次の日は天気がよかったので、前週にいったフチグロトゲのポイントへ行ってみた。
駐車スペースに車を止めテクテク歩いてると、
しょうもない土手にすごいかずのフチグロトゲが飛翔しているのを発見。
前見つけた場所はここから10分程歩いたところであった。

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こんなところ。

飛び方からして♀を探してるようで、辺り一面を雄が飛び交っていた。
私はしばらく♂の捕獲に専念していたのだが、すぐにおなか一杯になったので、しばらく♂の後を追ってみることに。

明らかに飛び方のおかしな♂が居たのでマーク。
ところどころ歩行しながら狭い範囲を巡回している。
間違いない、これは雌がすくそこにおるに違いないと思っていたら♂が休止した。
よくよく見てみると、交尾が始まっていた。

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ぬぉお!
交尾は初めて見たので感動した。

午後は群馬に足を延ばし、今年の目標の一つであったタニガワモクメキリガを見に行ってきた。
だいたいこの辺にいるだろと当たりを付けていた沢沿いは雪に閉ざされていたり、冬季通行止めだったり。中々ポイントに辿り着けず17時30頃までライトできそうなポイントを探すため車を走らせる。

日没が近づいてきたが、あまりよさそうなところは見つけられず…。
もうどうにでもなれと適当な沢沿いの道路で灯火をしたら1頭飛んできたのだった。
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エゾモクメ2、ムラサキミツボシ1、ウスアオキリガ1、あとは何にも飛んでこなかったに等しい…。

そのまま野宿してきたのだが、死ぬかと思った。


コンデジが壊れてしまったのでここ最近はアイフォンのカメラで撮影。
しかし、これを機にデジタル一眼レフを購入したので、これからはマシな写真がアップできると思います。
# by orejinmushi | 2015-03-26 22:18 |

フチグロトゲエダシャク

週末は天気も良く、久々に丸一日フィールドに出た。裏山の田園地帯へ行ってみた。
狙いはフチグロトゲエダシャクである。

河川敷の土手にいると情報を得て以来、地元にいた頃はずっと河川敷を探していた。
中々見つけられずにいて心が折れたんだった。結局自分の力では見つけることができなかった。

近年休耕田、畑や田んぼの畦道などでも見つかっている。開発で環境の変わりやすい河川敷よりも、昔から維持されてきた農村地帯の環境の方がむしろ本種を見つけやすいのかもしれない。

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今回行ってきた田園地帯の現在〜1960年代頃の航空写真まで遡って見てみたが、あまり変化は見られなかった。
年代別航空写真も採集に役に立つのかもしれない。

現地には10時頃到着。気温はまだ低く、雪も所々残っている。

10時40分、茶色い飛行物体を確認。
縁が黒いのがしっかりとこの目で確認できたので、やっぱりここにいたのか!!とやる気が湧いてきた。

やる気とは裏腹に…。
11時30分までの間、3頭の飛翔を確認できたのだが、なかなかすばしっこく、しかも背景に紛れて突然視界から消えてしまうため中々採集できずにいた。

結局採集できたのは12時30分。
発生初期のためか、まだまだ個体数は少ない。

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14時くらいまで粘ったが、思ったより飛翔する個体は少なかった。採れたのも3頭。見たのも10頭にも満たなかっただろう。無論メスにたどり着ける余裕はなかった。

それから河川敷に行ってミヤママイマイを掘り出し、夜は糖蜜をしてコンビニ回って終わり。

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# by orejinmushi | 2015-03-16 20:10 |

初フィールド。

室温が日中で15度を示した。
今年初の2桁台である。嬉しい。

こんなにあったかいのだったらということで午後から裏山に行った。糖蜜再開である。
だがしかし、裏山は雪に閉ざされていた。
フチグロトゲの生息地も雪に覆われていた。ちょっと期待していたのだが…、やはりまだまだ早いようだ。
雪道をザクザク歩きながら糖蜜のポイントまで歩く。

17時40分見回り開始。
湿地やため池が多くある地帯なのでウスミミモンがたくさん飛んできてくれるかと想像していたが、Eupsiliaはヨスジノコメ1のみに終わった。9割5分はConistra。春キリガはまだまだ早いようだ。
採るものもなかったので、ホシオビの白点、黒点、ゴマダラ型の飛来数を分けて記録して気分を紛らす。

2周目ではイチゴが7つ飛んできてくれた。
イチゴはあんまり採ったことがなかったのでテンションが上がった。でかいし腹のシマシマが非常にカッコいい。

仕事が憂鬱過ぎてつらい。


# by orejinmushi | 2015-02-22 20:48 |

帰省

6月頭に1度関西に帰ることにした。
とある虫の追加採集と記録を正式に発表するために…。有給とりたいところである。

あと、フチグロトゲエダシャクが30分で行ける田んぼの畦にいると聞いた。交尾やメスの写真が非常に撮りたいのである。
あと1ヶ月の辛抱。

# by orejinmushi | 2015-02-16 21:58 | 日常