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フチグロトゲエダシャク

週末は天気も良く、久々に丸一日フィールドに出た。裏山の田園地帯へ行ってみた。
狙いはフチグロトゲエダシャクである。

河川敷の土手にいると情報を得て以来、地元にいた頃はずっと河川敷を探していた。
中々見つけられずにいて心が折れたんだった。結局自分の力では見つけることができなかった。

近年休耕田、畑や田んぼの畦道などでも見つかっている。開発で環境の変わりやすい河川敷よりも、昔から維持されてきた農村地帯の環境の方がむしろ本種を見つけやすいのかもしれない。

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今回行ってきた田園地帯の現在〜1960年代頃の航空写真まで遡って見てみたが、あまり変化は見られなかった。
年代別航空写真も採集に役に立つのかもしれない。

現地には10時頃到着。気温はまだ低く、雪も所々残っている。

10時40分、茶色い飛行物体を確認。
縁が黒いのがしっかりとこの目で確認できたので、やっぱりここにいたのか!!とやる気が湧いてきた。

やる気とは裏腹に…。
11時30分までの間、3頭の飛翔を確認できたのだが、なかなかすばしっこく、しかも背景に紛れて突然視界から消えてしまうため中々採集できずにいた。

結局採集できたのは12時30分。
発生初期のためか、まだまだ個体数は少ない。

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14時くらいまで粘ったが、思ったより飛翔する個体は少なかった。採れたのも3頭。見たのも10頭にも満たなかっただろう。無論メスにたどり着ける余裕はなかった。

それから河川敷に行ってミヤママイマイを掘り出し、夜は糖蜜をしてコンビニ回って終わり。

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by orejinmushi | 2015-03-16 20:10 |
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